ワンオペ育児になりやすい旦那の特徴と気を付けること

子育てママの間で時々耳にするようになった言葉にワンオペ育児というキーワードがあります。ワンオペ育児とはその名の通り、ひとりで育児のすべてをやるママのことを指します。

最近増えているシングルマザーであれば、もちろんワンオペ育児になってしまうのは仕方のないところではありますが、ちゃんと旦那さんも一緒に暮らしている家庭でも、ワンオペ育児に追い込まれているママが増えてきています。

これは夫婦間の問題というよりは、旦那さんに原因があることが多いのが特徴で、うまく夫婦でコミュニケーションを取って旦那さんにも育児に積極的に参加してもらうようにする必要があります。

今回の記事では主婦がワンオペ育児に陥りやすい旦那の特徴をいくつか紹介したいと思います。

家事や育児は女性の仕事だと考えている

女性の社会進出によって、世間的にもこうした考えはだいぶ改められてきてはいますが、それでもまだまだ家事や育児はすべて女性の仕事と考える男性は非常に多いのも事実です。

もちろん、子育ては女性が中心になってしまうことは仕方ありませんが、すべてのことを完全に奥さんにやってもらうということが続くと、非常に負担が大きくなってしまいます。

特に男性は、自分の奥さんに母親のイメージを持っている人も多く、家事や育児はすべて女性がやるのが当たり前という考えを持っている人がたくさんいます。

もちろん男性は外での仕事が中心になってくるので、基本的な家事や育児を女性がやることに対しては仕方ありませんが、家庭内の仕事はある程度分担を決めてやるようにしたほうが、効率よくうまく行く可能性があります。

例えば、旦那さんが仕事の休みの日は家事はすべて旦那さんが行なうとか、日曜日は1日中旦那さんが育児を担当するとか、決まり事を作るほうがお互い理解しやすいと思います。

そもそも何をしていいか分からない

実は意外と多いパターンがこれです。本当は育児をやりたいと思っているのですが、何をやっていいか分からないパターン。

男性の場合はそもそも子供と接する時間が物理的に短くなってしまうため、子どもとの接し方が分からないという人もいます。

家事にしても育児にしても、どうしても女性のほうがどんどん先にやってしまうので、結局まかせっきりになってしまい、それが当たり前になってしまうというケースです。

この場合は旦那さんにも家事や育児をしっかりと手伝いたいという意思があるため、夫婦で話し合いをすればうまくいく場合も多いです。

役割分担を決めるのはもちろんですが、特に育児などに関してはちゃんと旦那さんにもできるように教えてあげることも重要です。

自分が父親だという自覚が全くない

結婚して子供が生まれたけど、何から何まで妻まかせで自分が父親だという意識がまったくないケースです。

単に一緒に住んではいるけど家のことは何もせずに、自分は独身時代と同じように夜は飲み歩いたり、休日はゴルフや自分の趣味に費やしたりして、自分が一家の主であり、父親であるという自覚を持っていないパターン。

たまに子どもと遊んでくれたかと思っても、育児というよりは単に自分が一緒に遊びたいから遊んでいるだけで、子どもが泣いたりぐずったりすると奥さんにまかせてしまうという人も少なくありません。

ずっとこの状態が続くと奥さんにとってはもちろん、旦那さんや子供にとってもよくないので、少しでも早めに改善策を見つけて、夫婦で一緒に子育てができる環境にしていくことが重要です。

また、子供が産まれても〝父親の自覚がない夫〟パパ意識がない旦那を立派な親にするトリセツの記事もとても参考になるので、ぜひ一度チェックしてみて下さい。

残業や出張が多く、家にいる時間がすくない

結婚する前からある程度は分かっていたことかもしれませんが、ちょうど子供ができる年齢というのは男性にとっても働き盛りの年齢であることが多いです。

勤めている会社によっては毎日遅くまで残業するのが当たり前、週によっては休日出勤も多く、さらに出張などで長期間に渡って家を空けることが多いという環境で働いている人もいます。

この場合は物理的に家事や育児をする時間がほとんど取れないこともあって、夫婦間に軋轢が生じることも出てくるかもしれません。

子どもがいない時はお互い共働きで良かったかもしれませんが、子どもができて奥さんが家庭に入ってしまうと、ご主人がほとんど家にいないと奥さんのストレスもかなり溜まってしまう可能性があります。

最適な解決方法というか、正解はないのですが、ひとつは転職を考えてみるという方法もあります。例えば半年とか1年とか期間限定で多忙なだけで、そこを過ぎれば提示で帰れる保証があれば、多少はがまんするしかないですが、いつまでもずっとその環境で働かないといけない場合、お互いに負担も大きいので仕事自体を見直してみるしかないでしょう。

子どもに対して愛情を持てない

奥さんの連れ子ならまだ理解もできますが、自分の血のつながった子どもなのに愛情を持てない父親なんているの?って思う人も多いかもしれませんが、こういうお父さんも少なくありません。

また中には娘には愛情を注ぐのに、息子にはあまり興味を示さないという父親もいます。

もちろん自分の子供に対して愛情を持てないという父親は少数派ではありますが、いろんな原因があると言われています。

例えば、父親自身が子供のころに親からの愛情を感じなかったとか、虐待された経験がある人にもこうした傾向があるようです。

また、自分自身に自信を持てない人や自分が好きになれない父親にも同様の傾向あると言われています。子どもはいわば自分の投影ですから、どうしても自分と重なって見えてしまい、好きになれないとか興味がないといった行動に出てしまうケースもあります。

こういうケースの場合の解決はなかなか難しいのですが、まずは夫婦間でしっかりと話し合うことが重要です。

そしてできるだけ家族で共有できるような遊びや趣味を見つけたり、休日などに積極的に家族ででかけるなどして、コミュニケーションを取れるようにするしかありません。

父親も毎日子供と接しているうちにだんだんと興味が湧いて来たり、愛情を注ぐようになってきたりします。とにかく最初は物理的に子供と接する時間を増やすことが大切です。

ワンオペ育児にならないために

女性と違って男性の場合は自分で直接出産したわけではないのでどうしても、父親としての自覚が持てないという人もいます。

女性の場合は、子どもがお腹の中にいるうちから24時間一緒にいるという感覚があるため、初めての出産であっても自然に育児ができるようになりますが、男性の場合は女性と違って、直接出産したわけではないのため、どうしても父親としての実感が湧かないという人も中にはいます。

どのようなケースであってもとにかく最初は子供と接する時間を増やすことが大切です。

特に最初は肝心なので出産したら、お互いの役割をきっちりと決めて、特に最初は家族で一緒にいる時間を大切にするようにしましょう。

ワンオペ育児が当たり前になってしまうと、解消するのが難しい場合もありますし、母親の負担がとても大きくなってしまい、大きなストレスを抱え込んでしまうこともあります。

取り返しのつかない状態にならないためにもできるだけ、最初に対策をしておく必要があります。

ワンオペ育児になってしまう一番の原因は旦那さんかもしれませんが、それを受け入れてしまう奥さんのほうにも問題がありますので、しっかりと旦那さんと話合いの場を持つことが大切です。